2025 7月6日 英検と大学受験 その2

今日は湿度が高いですね~。日差しはここ数日の中で弱そうですが
外に長時間いるのは大変そうです。

校舎では今「千葉大本番レベル模試」を行っています。
内部の生徒、外部から受験しに来てくれている生徒をあわせて10人ちょっと

夏休みの前に、自分の学力がどこまで通用するのか、今現在どんな位置にいるのか
どんな問題が、どんなレベルで出題されるのか。
そしてそれをもとに、夏の学習予定の中に何をどこまで組み込んでいくのか
具体的に考えやすくなると思います。

順調に学習のすすめられている教科の今後の取り組み方、
まだ一通りの学習が終わっていない教科、
苦手で復習の必要だと考えている教科・分野への対応

共通テスト対策・演習、志望大学、受験予定の大学の演習・分析・対策

この夏、夏休みに入ってからではなく今のうちから、計画をたてて今すぐにでも動き出そう。

旺文社の赤尾さんも「勉強十戒」で一番最初に

「学習の計画をたてようーーー計画のないところに成功はない」とあげられています。


さて、ちょっと前の 英検と大学受験の続きになります。


私立大学①

早稲田大学
国際教養学部、文化構想学部、文学部の”英語4技能テスト”で利用可能。
国際教養学部では1級で20点、準1級で14点の加点、他は準1級合格程度が出願要件になっている。

慶應義塾大学
CSE2500以上の場合、文学部で個別試験免除。

上智大学
共通テスト併用方式では、1級取得で共通テスト英語200点満点に30点の加点。
準1級取得で20点の加点。(ただし加点上限は200点満点まで)
共通テスト利用方式では、1級取得で共通テスト英語200点満点扱い。準1級取得で180点扱い。

東京理科大学
グローバル方式で加点対象。
CSE1950以上で15点、2300以上で20点、2600以上で22点、3300以上で25点の加点。
※ただし、グローバル方式では数学・理科各150点の試験(合計300点)に対し15点~25点の加点であり、
相対的に見ると加点数は大きくない。

明治大学
商学部・経営学部・国際に本学部の英語4技能試験利用方式で利用可能。
商学部では2級以上取得が出願要件(スコアによる加点なし)。
経営学部ではCSE2200以上が出願要件、2467以上が加点対象(20点or30点)。
国際日本学部では準1級以上が出願要件(スコアによる加点なし)。
また、農学部・経営学部・国際日本学部・総合数理学部では
全学部統一入試で外部試験を用いた英語のみなし点制度が利用できる。
準1級で満点、2級かつCSE2088以上で90%、2級かつ1950以上で80%扱い。

青山学院大学
総合文化政策学部A方式ではCSE2100以上が出願要件。
文学部英米文学科D方式ではCSEスコアを合否判定に利用。
国際政治経済学部B方式ではCSE1700以上が出願要件。
また、1950以上で5点、2300以上で10点、2600以上で15点の加点。

立教大学
全学部の一般入試、共通テスト利用方式で利用可能。
共通テスト英語の得点とCSEスコア換算得点の高い方を合否判定に用いることができる。
共通テスト利用方式ではCSE2450以上で共通テスト満点扱い。
2355以上で90%、2265で80%扱い。
なお、一般入試での具体的なスコアの扱いについては公表されていないが、合格者平均はCSE2300程度だと想定されている。

中央大学
経済・商・理工・文・総合政策・国際経営・国際情報学部における、英語外部試験利用方式で利用可能。
出願要件としてCSE1750~2300程度が必要(学部ごとに異なる)。
出願要件のみ(得点化しない)学部もあれば、スコア換算して合否判定に利用する学部もある。

法政大学
英語外部試験利用入試で利用可能。グローバル教養学部以外は出願要件のみで点数化はされない。
法・文(英米)・経済(国際経済)・国際文化では準1級以上が出願要件。それ以外は2級以上が出願要件。

学習院大学
理学部物理学科プラス試験では準2級かつCSE1800以上が出願要件。
国際社会科学部プラス試験では2級かつCSE1900以上が出願要件かつ100点に換算。
準1級かつ2304以上で130点、1級かつ2630以上で満点の150点に換算。

国際基督教大
利用機会なし。

関東の上位私大についてはこんなところ。
かなり広い場面で外部試験が活用され、かつ大きく合否に関わるのは上智大学と立教大学です。
この2つはほとんどの学部で英検準1級を取るか、共テ英語で90%以上得点するかの2択を迫られている印象です。
 一方で多くの大学は特定の学部・試験方式のみで外部試験を活用している状況です。
自分の志望校・志望学部が書いてあったから「英検はやっぱり重要!」は危険です。
例えば明治大学の商学部の募集人員の内訳は「一般:485人 全学部:80人 共テ利用:155人 4技能利用:15人」
となっています。もちろん、英検を持っていることでチャレンジする機会が増えることは大きなメリットといえますが、
この通り全体の中では非常に枠の狭い試験方式です。
特に2・3年生は自分の志望校・志望学部の入試方式についてはしっかり全体を確認した上で、
英検を持っていることがどの程度有利なのかをしっかり理解しましょう。

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